【毎日辛い!】登園渋りは愛情不足?

「共感」と「習慣」でママも子どもも笑顔になれる

まず初めに…登園渋り=愛情不足ではありません。
なぜなら「嫌だ!」と思い切り表現できるのはそこに「安心感」があるからです。
ママが気持ちを受け止めてくれることを知っているからこその行動といえるでしょう。

とはいえ、そんなの綺麗ごとにさえ思えるのがこの「登園渋り」。毎朝同じようにグズグズ泣きわめかれたらママがしんどくなるのも無理はありません。特に朝は時間に追われていますから焦る気持ちが状況を悪化させてしまう事も…。

登園を渋る子どもの対応に心が折れてしまう前に、日頃のかかわりを振り返ってみましょう。そこに足りないのは「共感」と「習慣」何をどうしたらいいのかを具体的にお話しします。

目次

登園渋りの破壊力!ママの気持ちは?

毎朝、登園を渋る子どもを見てはじめに思うことは「保育園で何か嫌なことがあったのかな?」だと思います。先生が怖い、お友達とけんかをした、一人ぼっちでいるのかな?子どもにとって苦痛なことがないかを探るでしょう。

一方で「仕事に行かなければならない」「時間がない」「これってわがまま?」「疲れた」「もう限界」とスムーズにすすまない朝のお支度にイライラしたり焦ったりと心が乱れやすくなります。朝が来るのが怖くなる程悪化することもあります。たかが登園渋り…ではなく恐ろしい破壊力があるものです。

意外と単純!?登園を渋る子どもの気持ち

乳幼児期の子どもはまだまだ語彙力がありません。気持ちを言葉にして伝えるのは難しいです。「やだ!」「いかない!」「ママがいい!」そう言ってご飯を食べない、お着替えをしない、泣きわめく。子どもなりにどうしたら思いが通るかを考えているのです。

さて、その思いとは?
幼児期になると行事の練習が嫌だ、給食が苦痛とはっきりした理由がある場合もありますが「ママと一緒にいたい!」ただただその思いの表れであることが多いです。

「ママと一緒だと安心」「ママといると楽しい」「ママが大好き」
ママといると満たされることを知っているのです。ですから、決して「愛情不足」ではないのです。

今すぐできる!子どもの心が落ち着く対応1・2・3

できれば笑顔で登園してほしい、先生やお友達のかかわりの中で様々な経験をしてほしいと思うのが親子心です。登園を渋るわが子への対応で大切なこと3つをお話しします。

子どもの言動から原因を探る

行きたくないのには子どもなりも理由があるかもしれません。行事や給食など園での活動が嫌、友達関係がうまくいっていない時は担任の先生に相談してみましょう。園での様子に問題がなければ「ママと離れる時だけ」寂しい気持ちでいっぱいになるのでしょう。この場合には、必要以上に子どもから話を聞き出そうとしないほうがいいと思います。子どもは「ママはこう言うと心配してくれる!」と誤った学習をしてしまいます。

子どもの言動に振り回されないようにすると、子どもの心も落ち着いてきます。

励まさないで「共感をする」

「頑張っておいで!」「大丈夫、きっと楽しいよ!」よりも「行きたくないんだね。」「ママと一緒にいたいのね」と共感してあげましょう。自分のどんな気持ちにもママは必ず寄り添ってくれる安心感が子どもの心の中で育まれると、自然と外の世界に目は向いていきます。

ただし、全てを思い通りにしてあげることとは違うという事は忘れないでください。何でも思い通りに行く環境は「外の世界が苦」という気持ちに直結してしまいます。家は安心できる場所でなければなりませんが「都合のいい場所」にならないように気を付けましょう。

必ず笑顔で送り出す

「大丈夫かな?」「こんなに嫌がるのにかわいそう」と心配や不安が表情に出ていませんか?声掛けに表れていませんか?

「今日は何して遊ぶの~?」「〇〇ちゃんも保育園で待ってるよ!」「楽しんでね!」と子どもが期待や楽しみを感じられるような前向きになれる言葉が最適です。ママが言うならきっと大丈夫!と子どもながらに思うものです。笑顔は安心感と期待感を持たせてくれます。

優しい笑顔で送り出しましょう!

まとめ

このように子どもの気持ちをしっかり受け止めて向き合えれば、ママという絶対的に安心な人がいる家から外の世界に楽しみを見つけられるようになっていきます。

前向きな言葉かけは前向きな思考となります。そして、困難を乗り越える力となります。登園渋りは愛情不足ではありません。正しい愛情のかけ方を意識して、笑顔で送り出すことを習慣にしていきましょう。

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