【子育ての悩み】これってわがまま?子どもの自己主張がしんどく感じる原因は親にある!?

「まだ遊びたかった!」「着替えたくない」「嫌いなものは食べたくない!」などなど自己主張が強くなればなるほど「子育てがしんどい」そんな風に感じるかもしれません。

時間をかけて子どもの気持ちを聞いても、言い分を受け入れても解決しない。そんな時は少し思い返してみて下さい。子どもに対する対応にブレはありませんか?「ぐずられるのが怖い」そう思ったことはありませんか?その場しのぎの親の言動が子どもの自己主張を「わがまま」に変えてしまっている…つまり、原因は親にある可能性があるのです。

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子どもの自己主張は「安心・安全」な環境だからこそ

必ず受け止めてくれる人がいる、自分の身は守られているという安心感があるからこそ自己主張をすることができます。赤ちゃんの頃に、泣いても抱っこしてもらえなかったり気持ちを受け止めてもらえないと、甘えたい気持ちを自分の心の中から締め出してしまい泣いて甘えることをしなくなります。いわゆる「サイレント・ベビー」です。悲しみや怒りを無意識の中に潜行させているこの状態はとても危険です。

自己主張が強い=ありのままの自分を表現している
そう捉えると、順調に子どもの心を育んでこれたと前向きに受け止めることができると思います。とはいえ、そんなことは綺麗ごとに思えてしまうのも仕方がありません。親だって人間ですから、毎日穏やかにはいられないでしょう。

わがままをエスカレートさせるのは「誤学習」

例えば「これがほしい!」とひっくり返って駄々をこねた時に親が考えることはどのようなことでしょう。

  • いろいろな人に見られて恥ずかしい
  • 子どものグズグズにイライラ
  • どうしたら言う事を聞いてくれるか分からなくて焦る
  • 一刻も早くこの場所から離れたい

解決方法は欲しいというものを買ってあげる。これしかない!というより手っ取り早いと思ってしまいます。すると子どもは「ママに思いを受け入れてもらって嬉しい」ではなく「泣いて騒げば欲しいものを買ってもらえる」と誤った学習をします。これを「誤学習」といいます。そして、同じように泣いて騒いだのに次は買ってもらえないとなると、その思いが通るまで気持ちを切り替えられなくなりさらに激しくアピールするでしょう。この積み重ねが「わがまま」となり、かえって育児を大変にさせているのです。

最善策は「未学習」を理解して経験をさせること


「わがままな子」「我慢ができない子」そうさせているのは親の対応によることが多くあります。では、どうしたらいいのか…。

子どもは知らないことがたくさんあるという事を理解しましょう。「どのようにして自分の気持ちに折り合いをつけるか」その方法をまだ知らないのです。なぜなら…経験していないから。

「これがほしい!」とひっくり返える…思いを伝える言葉が見つからずにイライラしたりモヤモヤしたりと消化しきれない思いが、泣いて騒ぐという行動となって表れていますから「どうしてもこれが欲しいのね!」「〇〇が大好きなものだもんね!」と代弁してあげましょう。大人が言葉にしてくれることで少しずつ心の中を整理することができます。

そのあとに「今日は買わないよ。」できれば理由を添えて伝えましょう。子どもは泣くのを止めないでしょう。それでも、待ってあげてください。泣いているその時間に「折り合いをつける練習をしている」からです。時間がかかるのは仕方がありません。親も忍耐が必要です。できないことができるようになるには、時間がかかりますから長い目で覚悟をもって関われるのが理想です。

受け止めるけど受け入れない。できそうでできない事ではありますが、子どもと向き合うことは心の成長に大きく影響しますから必要なことなのです。

まとめ

その場しのぎの親の言動が子どもの自己主張を「わがまま」に変えてしまっている…つまり、原因は親にある。なんだか受け入れがたいことかもしれませんが、子どもにとって日替わりはなかなか理解が難しいです。今日はいいけど明日はダメよりも「お約束」を決めてブレない対応を心がけることで育児が少し楽になるかもしれません。

最後に「嬉しいイレギュラー」なら大人も子どももハッピーになれますよ!

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