子育て失敗?と悩まないで!見極めが大事な子どもの嘘

子どもが嘘をついたとき「育て方が悪かった?」「愛情不足なのかも?」と親ならだれもが複雑な気持ちになるでしょう。嘘はいけないことだから…社会に出て困るのはあなたよ!と頭ごなしに叱ってしまう事もあるでしょう。

子どもの噓には理由があります。そこで大事なことは「どんな嘘」かを見極めること。嘘をつく時の子どもの気持ちを受け止めて、丁寧な対応ができると「今度は正直に話してみようかな」という気持ちになれるはずです。決して子育てを失敗したわけではありません。大人になるまでにしておきたい大切な経験です。対応に悩んだらぜひ、参考にしてみて下さいね。

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動揺せずに受け止める

子どもの嘘は割と見抜きやすいです。明らかな作り話、つじつまが合わない、様子がおかしいなど日ごろから子どもと対話をしていれば簡単に気付けると思います。

嘘の大きさに関係なく「子どもに嘘をつかれた」「嘘をつかせてしまった」ということは親にとっては少なからずショックな出来事と言えるでしょう。

子どもの嘘には理由がある!心を守る親の対応

なぜ嘘をつくのか。。
嘘をつくのは感情があるからです。子どもも大人も同じ人間ですから、内容はともあれ、理由があるのです。

理想や願望は悪気のない嘘

「ぼくね、悪者を倒したんだよ!」「クラスで1番足が速いんだ!」このように
明らかな作り話や普段の様子を知っていれば分かる嘘は悪気がない嘘です。悪者を倒す船体ヒーローに憧れていたり、足が速くなりたいという願望の現れです。否定はせずに「強くなりたいんだね!」「一生懸命走ってる姿、ママも見てみたいな!」と温かい言葉をかけてあげましょう。

自分を守るための嘘

悪いことをしてしまったけれど言い出せない…そんな時につく嘘は自分を守るための嘘です。「お水こぼしたのは誰?」「ぼくじゃないよ!」そんな時はママは気付いているよという態度をさりげなく示しながら「こぼしたときは拭けばいいのよ。」と教えてあげましょう。ドキドキしながら嘘をついたことが、子ども自身も苦しい思いをしていますから「嘘をつかなくてもママは優しく教えてくれるんだ」と安心させてあげることが大切でしょう。そうすることで自然と嘘は減っていきます。

人を傷つける嘘

「〇〇が君を嫌いって言ってたよ!」本当はその子と仲良くなりたかっただけかもしれません。それでも言われた子は悲しい気持ちになり傷ついてしまう嘘があります。これは「許されない嘘」だという事はきちんと伝えましょう。この時に注意しなければならないのは「行動を否定はしても人格は否定しない」という事。「あなたがそんなにいじわるだったなんてママは悲しい!」これでは子どもの気持ちがないがしろにされ、嘘を隠すためにさらに嘘をつくようになってしまいます。どんな時もママは自分の気持ちを受け止めてくれるという安心感は与え続けなければなりません。「どんな思いがあったの?」「嘘をついたあなたも嫌な気持ちになったでしょう」と寄り添ってあげましょう。そのうえで「相手がどんな気持ちになったのか」を一緒に考えることが大切です。人の気持ちを想像することで「思いやりの心」が育まれていきます。

まとめ

子どもの嘘には理由があります。時に黙認し時に向かい合いながら、社会に出たときに困らないように信用を失うようなことにならないためにも今、学んでいけるといいですね。どんな嘘かをしっかり見極め、その背景に子どもが抱えている不安やストレスがないかを気にしておきましょう。

何より家庭という場所が、「こんなことあったんだ!」「実はね…」といつでも話せるような、話したくなるような温かい空間であるといいなと思います。

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