【学校に行きたくない】子どもの心を守る親の対応5つ!話してよかったと思えるように

「学校に行きたくない」と我が子に言われたら…辛い思いをしていたのではないかと苦しくなったり、頑張って行ってほしい、乗り越えてほしいと焦ったり様々な感情になるでしょう。

子どもの気持ちも親の気持ちも、どれも大切な気持ちですから何がよくて何がダメというわけではありません。嫌なことから目を背けて逃げたくなる気持ちは人間誰にもあるもの。逃げることは弱い事ではない、自分の心を守れるあなたは強いと思う!そんなメッセージが届くように、時間をかけて丁寧に受け止めてあげましょう。5つのポイントを頭に入れておくことで子どもが心を開きやすくなります。ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

どんな気持ちも受け止める

親はどのような対応をしたらいいのか。最も大切なことは「どんな気持ちも受け止める事」

気持ちを言葉にするのが得意な子どもは、辛い状況に追い込まれる前に気持ちを吐き出してくれることが多いです。しかしながら、苦手な子どもにとっては、誰かに伝える勇気がなく一人で抱え込んでしまっていたという事が考えられます。「学校に行きたくない」精一杯に振り絞ったこの言葉をただただ受け止めてあげてください。

「よく話してくれたね!」「話してくれてありがとう。」と抱きしめてあげて下さい。子どもには正解か不正解かしかありません。行かない=不正解 そんな自分はダメなんだと自分の気持ちを認めてあげられないのです。ですから、どんな気持ちでも必ず受け止めることで子どもが安心できる場所を作りましょう。「どんな時も味方でいるよ」しっかり言葉にして伝えられるといいと思います。

理由を聞くときは「選択肢を与える」

言葉にして伝えるのが苦手な子どもが陥りやすい状況ですから「何で行きたくないのか話してごらん?」「思っていることを言葉にすればいいよ!」と優しく寄り添っているつもりでも、子どもにとっては難しいという事を理解してあげましょう。

何が嫌なのかを聞きたいと思うなら「友達?」「先生?」「給食?」「休み時間?」「勉強?」と選択肢を出してあげるとグッと答えやすくなります。親も想像力を働かせる必要があります。

この時に「勉強」と答えた子どもに対して「勉強好きな人なんていないよ!みんな一緒だから大丈夫!」とむやみやたらに励ましてしまうと、受け止めてもらえなかったと感じてしまいます。心が健康な状態にない時には「励ます」より「寄り添う」を大切にしましょう。

「勉強が嫌だったんだね。」と言葉を繰り返してあげる事でも十分です。

どうしたいかを一緒に探る

行きたくないその気持ちを前向きなものに変えていくにはどうしたらいいか。親が決めるのではなく子ども自身が自分の気持ちに向き合うが大切です。

勉強が分からないことにより嫌なのだとしたら「分かるようになりたい」のか「勉強をしたくないのか」どうしたいかによって必要な行動も変わってきますから自分の気持ちに向き合い「気づく」ことができるようにサポートしてあげましょう。

いつもと変わらない生活を送る

親になると「正解」な道を進んでほしいと思ってしまいます。かけがえのない我が子には苦労をしてほしくないと思うのは愛情があれば当然の事とも言えます。早くいけるようにと焦るとイライラもするでしょう。そんな親の姿を子どもは敏感に感じ取ります。

優しく寄り添って真剣に話を聞いた後には、いつも通りに接するのがよいと思います。「お皿洗い手伝ってね!学校に行かない分、体動かすよ!」なんていうのもアリです。そのうち、学校に行っている方が楽だなと思ったりもしますから。

腫れ物に触るかのように気を使ったり、何でもかんでもしてあげたりすることは優しさではありません。人は気持ちが軽くなったときに前向きになれる生き物です。一緒にどん底に落ちてしまわずに「いつもと変わらない生活を送ること」で子どもが安心でき「今の自分」を受け入れられる環境であるといいと思います。

信頼できる人に相談する

行きたくない理由が学校の中にある場合は学校に相談しましょう。信頼できる先生、担任が難しければ養護教諭(保健の先生)校長先生でもいいです。解決には大人の関りや手助けが必要なことがありますから、状況は伝えた方がよいでしょう。

ただし、子どもが「学校の先生には言わないでね。」という場合は注意が必要です。学校の先生が「ママに聞いたよ。」と言ってしまっては、子どもは一番信頼している親に裏切られた気持ちになります。信頼できる人に相談をする、これは絶対条件です。

学校への相談が難しい場合には役所やカウンセラーなど相談機関を探してみるといいでしょう。親自身も戸惑いや焦りからイライラすることもたくさんあるはずです。子どもの心を守ると同時に親自身の心も守れるように、頼れる場所を作っておきましょう。

まとめ

「学校に行きたくない」という子どもからのメッセージに「話してくれてありがとう。」とどんな気持ちを受け止めることが子どもの心を守ることに繋がります。解決急ぐ大人の姿は子どもを焦らせてしまいますから「どんな時も味方でいるよ。」そんなメッセージが届くように、時間をかけてゆっくり向き合えるようにしましょう。 そして、親自身も頼れる場所を見つけられるといいですね。

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