あるある!子育ての悩み10選!その時、子どもはどんな気持ち?~乳幼児編~

子育てに悩みはつきものと頭ではわかっていても「いつも穏やかに」というわけにはいかないのが現実。「うちの子だけ?」と不安になったり「イライラする」そんな自分に落ち込んだりしますよね。

しかし、先輩ママに話してみると「あるある!」「うちの子もそうだったよ!」と共感してくれることがほとんどです。
今、目の前にある子どもの困った姿は、発達を遂げようとしている姿です。
愛おしい姿なのです。1つ1つの姿に子どものどんな気持ちが隠れているか探っていきましょう。

目次

寝ない

「なかなか寝てくれない」「寝かしつけようとすると泣く・逃げ出す」など、入眠に関することに頭を抱えるママやパパはたくさんいます。
この時間に寝て欲しいと計画的に一日を過ごしても、睡眠はなかなか難しかったりもします。
「日中あんなに遊ばせたのに!」「たくさん食べたのに、どうして眠くならないの?」とイライラすることありませんか?

なぜ寝ないのか。
子どもの気持ちを考えてみると、単純に眠くないこともありますが、寝ないのではなく「寝るのが怖い」という気持ちがあることも…
ただ子どもはその怖さを言葉にして伝えることが難しいので、泣いたり逃げたりします。
寝る瞬間のフワフワしたような感覚が怖い、日中の不安や恐怖が強い刺激として残ってしまっているという理由や原因が考えられるでしょう。
ですから「寝ないとおばけくるよ!」は不安をあおるだけです。安心できる言葉をかけてあげましょう。

寝起きがグズグズ

たくさん寝たのに寝起きが悪い、必ず泣いて起きる。
時間のない朝、このような子どもの姿は親にとってはなかなかしんどい…そして起こすことが億劫になります。
ギリギリの時間まで寝かせておこう。自然に起きるまで待ってみよう。様々な方法を考え実践するでしょう。
それでも改善しない時には、目が覚めるその習慣に隣にいるということをしてみてください。「そんなの無理…」と誰もが思うでしょう。いつ起きるかなんて予測が難しいですから。

子どもは、ママやパパが大好きです。何より安心する存在です。目が覚める瞬間は入眠する同様、不安に感じる子供もいます。起こしたい時間の5分前に横に寝て、抱きしめながら「朝だよ~ママいるよ~」と優しい声で起こしてみてください。スキンシップと大好きな人がそこにいる安心感で気持ちよく起きることができるかも!?試してみて下さいね!

夜泣き

やっと寝たかと思ったら、1時間ごとに泣きわめく…これって夜泣き?いつ終わるかもわからない、だっこも嫌がり成すすべなし。途方に暮れる毎日に、夜が来るのが怖くなる。疲れてぐっすり眠れるようにと日中、たくさん遊ばせても状況は変わらない。むしろ疲れてしまったのは親だけ。夜泣きは負の連鎖に陥りやすいです。

子どもも泣きたくて泣いているわけではありません。何かしらの不快感(暑い寒い・明るい暗いなど)を感じているか、その日にあったことを脳内で情報整理し記憶として定着させようとしているのです。
そこでおススメ!親のペースで一日を過ごすのではなく子どものペースに合わせてみること。刺激いっぱい活動的な一日ではなく、お家でゆっくり過ごしてみて下さい。家にいても何かと忙しいママやパパですが、あまり忙しく動き回ると子どもにとっては刺激的ですから、のんびりゴロゴロしてみましょう。それで変化があれば一日の過ごし方を見直してみて下さい。親子で一緒にペースをつかんでいけるといいですね!

食べ物の好き嫌いが多い

親になると自分の好き嫌いはさておき、子どもには何でも残さず食べて欲しい。好き嫌いせずに食べることで健康に育ってほしいと誰もが思います。特別な事をしなくても何でもよく食べる子どももいれば、あれこれ工夫をしているのに食べてくれない子どもも…一生懸命頑張れば頑張るほど、何だか報われない気持ちになったりもするでしょう。

食べるものに困らない今の時代だからこそ、子どもたちも食べたいものを選べる環境にあります。空腹が怖くないのです。好き嫌いは子どもの立派な意思表示と捉えて、長い目でみるようにするといいでしょう。食べないから出さないのではなく、食卓には並べておく。ママやパパがおいしそうに食べることで子ども自ら「食べてみたい」と思えるその時を待ってみましょう。

食事の時に座ってくれない

椅子に座っていることが苦手ですぐに立ち上がってしまう。フラフラ歩き回るので後を追いかけて口に運んでいるけれど、こんなにお行儀悪くて大丈夫?と心配になることありませんか?食事のマナーはできるだけ早く身につけさせたい。「座って食べなさい!」「何回言ったらわかるの?」「次立ったらおしまいね!」と声を掛けていませんか?そうなると、注意をする親自身も決して気持ちのいい時間ではありません。

しかし、乳児期に最も大切なのは「食事の時間が楽しい時間であること」です。親の思いはさておき、子どもの気持ちになってみると「好きな食べ物がない」「食べることに飽きた」と分かりやすくて単純な理由があげられると思います。おススメなのはこれ!食べ始めに好きなものはお皿に並べないというとっても簡単なこと。お腹がすいていれば何かしらに手を伸ばしてまずは食べるでしょう。
飽きてきたら好きなものをお皿にのせてあげる。すると、気分が変わり意欲的に食べる姿が見られると思います。

水分補給を嫌がる

夏は特に深刻な問題につながりやすい水分補給。子どもが欲しがるまで待ってみようと子どものペースに任せるのは危険です。のどが渇いたころには体の中の水分は足りていません。無理やり飲ませようとすればするほど嫌がったり、溺れかけたり…もうどうしたらいいのかわからない。

そんな時には、水分そのものの温度を変えてみて下さい。あたたかい、人肌程度、冷たいなど子どもの好みも様々です。赤ちゃんだからわからないなんて思わないで下さいね。お母さんの母乳の味が変われば飲まなくなることだってあるんです。その子の「好み」を探ってみて下さい。そして、「もう〇歳だからコップで飲みなさい!」なんてこだわりは捨ててしまいましょう。大切なのは水分をとる事ですからマグでもストローでも何でもOKです☆

歯磨きを嫌がる

虫歯は親の責任!?幼いうちは自分で磨けませんからある程度はそうなってしまうでしょう。しか
し、虫歯に「なりやすい子」「なりにくい子」がいるのも確かなので、あまり気負わずに取り組みましょう。親が必死になればなるほど子どもにとっては楽しくないものになっていきます。

仰向けに寝かされ口の中に異物を入れられる、怖さのあまり暴れれば羽交い絞め…負の連鎖です。嫌になって当然ですね。仰向けが嫌なら、座ったままでもいいです。親のやりやすさの前に子どもの恐怖心をできるだけ除けるように工夫してみましょう。「しなければならないこと」ではなく「あそび」の感覚で、無理やりではなく楽しく!歯ブラシを変えたり声掛けを変えたりする前に親の心の持ちようを変えてみる事で改善されることもありますよ。

すぐ泣く

「また泣いてるの!?」「すぐ泣かない!!」と我が子にぶつけてしまうことありませんか?心が強
い子どもに育ってほしいと思う反面、泣き声にストレスを感じてしまう。これは親が真剣に子供に向き合っているからこそ感じるものです。

子どもの「泣き」には様々な要因があります。そして、無駄な泣きは1つもありません。「また」「すぐ」というのは大人の感覚。子どもなりにきちんと理由がありますから、一生懸命に自分の気持ちを表現している新鮮な姿なのです。

うまく言葉で表現できない、何とも言えない気持ちが泣くという行動になっているだけです。感受性が豊かな子ども。とても素敵なことだと思いませんか?誰かに教えてもらって豊かになるものではなく、関わる人や環境で豊かになっていくものです。ママやパパが愛情いっぱいに受け止めてくれるからこそ泣けるのです。
泣きが長引かないように、自分の気持ちを整理したり折り合いをつけられるようになるために、まずは思い切り泣かせてあげてください。そして「嫌だったね。」「痛かったね。」と受け止めてあげてください。この積み重ねで心は強く逞しく、そして優しく育っていきます。

手をつないで歩かない

手をつなぐ=拘束される 子どもからするとそんな気持ちかもしれません。思いのまま行動したい、好奇心が旺盛なタイプの子どもならなおさら、手をつなぐことを嫌がるでしょう。グズグズしたり座り込んだりするくらいなら、自由に歩かせてそっと見守っていればいいかなと思うのでしょう。歩道を一人で歩く子どもをよく見かけるようにもなりました。車を運転しているとゾッとします。子どもの動きは予測できませんから、いつ飛び出してくるのかヒヤヒヤします。

手をつなぐことは命を守ることに直結します。道路は手をつないで歩くことを習慣づけましょう。大人は手や背が大きいのでいくつか気を付けるといいでしょう。人差し指をつながせてそれ以外の指で手首を持つようにすると、子どもはつなぎやすくなります。急な子どもの動きにも手首を持っていることで対応が可能です。加えて、子どもが宙ぶらりんにならないように手をつなぐ位置を低くすることを心がけると、疲れにくくなります。子どもが手をつなぎたがらない理由を探って改善すると自然とつないでくれるようになってきます。

何でもイヤイヤする

語彙力がまだまだ乏しい乳幼児は特に、何でも「イヤ!」と表現する時期があります。イヤイヤ期というのがまさにそれ。子どもの気持ちを尊重しようと「これにする?」「どこに行きたい?」「何がしたい?」と提案したり寄り添ったりしても「イヤ!」と泣き続けたり…泣かせないように気を遣う生活にゲッソリ、ぐったりしているパパやママはたくさんいます。

「パパはイヤ!」ストレートな言葉に傷つくこともあるでしょう。大人も人間ですから言われて嫌なことはあります。その相手が子どもでもです。でも、子どもは「パパがイヤ!」というわけではない、自分の気持ちを言葉で説明できないだけなのです。泣いているうちに何で泣いているのか分からなくなってしまうのもよくある事です。

では、どうしたらいいのか?

「どうしてほしいの?」「何が欲しいの?」という聞き方は乳幼児には少し難しいです。頭の中も心の中も整理ができていませんから、その中で言葉を見つけることはできません。
「りんご?バナナ?どっちがいい?」「だっこにする?ベビーカーに乗る?」と選択できるようにしてあげるといいでしょう。誘導尋問にならないように、時間がかかっても待ってあげてください。

大切なのは、子どもが自分で選ぶこと。自分で決める=納得している これは、後の自分で決めたことに責任を持つということの土台となります。たくさん経験してほしいことです。自分の気持ちに折り合いをつけることは簡単ではありませんから、少しお手伝いをしながら見守っていけるといいですね。

まとめ

親にとっては子どもの困った行動。ですが、その1つ1つには子どもなりの理由があり、成長には欠かせない経験になるのです。子どもの行動や気持ちに変化を求めるのではなく、親自身の心の持ちようを変えてみる。すると、心に少し余裕ができますから、子どもの姿の捉え方も自然と変わってくるでしょう。

子育てでよくある悩み。すぐに解決ができないからこそ心身ともに疲労はたまっていきますが、誰かに話してみる事で「うちだけじゃない」と安心したり「そのうちこうなるよ!」と見通しが持てるようなお話を聞けたりします。子育てが孤独にならないように、人とつながることは必要不可欠です。
愛おしい我が子、自分自身を大切にして、笑顔で過ごせる時間が増えていくといいですね。

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