きょうだいができると愛情は半分になる?心を満たしてあげることが難しいと悩むことはありませんか?きょうだい喧嘩は日常茶飯事「ねぇ、ママ聞いて!」の連続に、少しは休ませてと思うこともしばしば。
限られた時間でそれぞれの心を満たしてあげることが可能なのか?もちろん可能です。なぜなら愛情の深さは「かける時間」ではないからです。そこで必要なのが親の立場と対応です。ついつい、喧嘩であれば「あなたが悪い!」とか、子どもからの相談事に「こうすべき!」とか…審判のように判断したことだけを伝えてしまうこともあるでしょう。審判ではなく、よき理解者になる、これを意識するだけで子どもの心はしっかり満たされていきますよ。ぜひ、参考にしてみて下さいね!
上の子・中間子・末っ子の肩書を捨てる
「お兄ちゃんだから分るでしょう?」「中間子だから扱いづらい」「末っ子だからできなくて当たり前」と無意識に区別していませんか?生まれた時から勝手に決まっている立場。その立場を都合よく使ってしまうのは、親なのです。〇〇だから…は子どもからすればいい迷惑。お兄ちゃんお姉ちゃんである前に「ぼく」「わたし」一人の人間なのです。
1本しかないないバナナを「お兄ちゃんだから我慢してね!」と言われてしまえば、ママは下の子が大事なんだと思うでしょう。
末っ子に対してはどうでしょう。「ママがやってあげるよ!」といつまでも手を出していれば「自分は期待されていない」と思うかもしれません。
相手によっては上の子にも下の子にもなる中間子は、自分の気持ちがいつも受け入れてもらえない、そんな感覚かもしれません。
きょうだいであっても他の誰かと比べないことで子どもは自分を大切にしてもらえてると感じます。
いつもどんな時もその子の思いを大切にして寄り添っていけるといいですね。
子どもの心を満たすのは、いつでも寄り添ってくれる親の存在
誰が一番好き?には「魅力+大好き」で返す
「ママは誰が1番好き?」と聞かれて困ったことはありませんか?きょうだいみんな好きだから、誰が1番なんて決められないと真剣に伝えても子どもは納得しないでしょう。
子どもが期待している返事はただ1つ「あなたが1番好きよ!」だからです。
何事も1番が好きな子どもにどうしたら伝わるか。
「ご飯をいっぱい食べてくれるあなたが大好きよ!」と具体的にその子の魅力を加えてみて下さい。
そして、「1番好き」を「大好き」に置き換えるのです。自分の事をみてくれている安心感から
幸せな気持ちになるでしょう。
喧嘩の仲裁は「審判員」ではなく「代弁者」
きょうだいが出来たらたくさん喧嘩をして逞しく優しい子に育ってほしいと願っていたはずなのに、もう喧嘩はうんざり…「どうして仲良くできないの!?」と怒ってしまいがちです。
どちらかが泣いてしまえば「泣かせないでって言ったでしょう!?」「早く謝りなさい!」とそれぞれの言い分も聞かずにとにかく収めようとしてしまう。
きょうだい喧嘩は日常茶飯事ですから付き合いきれないのが正直なところです。
子どもは喧嘩をすることで社会性を学んでいきます。人は一人では生きていけませんからこの社会性が育まれなければ自立ができないのです。
喧嘩をして自分の気持ちを主張する、相手にも気持ちがあることを知るのです。
親に役割があるとすれば、年齢に関係なく思いがありますからどちらが正しいかの審判をするのではなく「こういう気持ちだったみたいだよ。」「でも嫌だったんだね。」と代弁し共感することでしょう。
必要以上に干渉しなくても大丈夫です。子どもたちなりの方法で解決しようとします。「ごめんね」という言葉がなくても仲直りができるのがきょうだい喧嘩です。様子を見守りましょう。
心は満タン♡2人だけの特別な時間
年齢が小さければ小さいほど身の回りの事に手がかかります。
親にとってお世話は特別な時間という認識は薄いかもしれません。
しかし、子どもにとっては「その子にだけ向いている特別な時間」に感じるのです。
大きくなるにつれできることは増えていきます。手を掛けることが減った分、目をかけ気持ちを向けてあげるとよいでしょう。
可能なら、家族に協力してもらって2人だけの時間を作ってみて下さい。
大きなことをしなくてもいいです。2人でお散歩をしてツーショット写真を撮る、2人でお風呂に入って内緒の話をする、2人で買い物に行きソフトクリームを食べる…
想像しただけでも子どもの喜ぶ顔が目に浮かんできませんか?自分にだけパパやママが向いてくれている特別を感じることで心は幸せ満タンになります。2人だけの特別な時間は、親の心も満たしてくれますよ!ぜひ作ってみて下さいね。
まとめ
「上の子」「中間子」「下の子」ではなく一人の大切な我が子として気持ちに寄り添うことで大きく変わってくる子どもの心の状態。
大切にされていると感じることができると心が安定して「人にやさしく」できるようになってきます。
きょうだい仲良くいられるのも個々が満たされているからこそです。いつもどんな時も子どものよき理解者となり、親の深い愛情で心を満タンにしてあげたいですね!