教えて保育士さん!育児の悩みの対処法♡

子どもの成長は嬉しくもあり何だかちょっぴり寂しくもあり…同時に「野菜を食べない」「なかなか寝てくれない」「イヤイヤ期にてんてこまい!」などなど親の悩みも変化していきます。

保育園でも様々な姿を見せてくれる子どもたち。保育の現場でも対応に悩むことはもちろんあります!

そこで、こんな時こうしたらうまくいった!子どもの行動が変わった!という保育の現場での経験を紹介したいと思います。日々の育児の中で悩んだ時など何かのヒントになれば幸いです。

目次

育児の困った!こんなときどうする!?

野菜を全然食べてくれない…どうしたら食べたい!と思えるのかな…

現代の子どもは好き嫌いが多いと言われています。その理由の1つに、食べ物に困らない時代であるという事が。
なるほど…今これを食べなくても本人はなにも困らないのです。

それならどうすれば…
野菜に限らずお腹を空かせることがとにかく大事。身体を動かせる環境+動きたくなる環境を作るようにしています。食事の問題を生活の中で捉えていくと、食事以外の部分に何かヒントが隠れているかもしれません。

家庭では特に親が食べてほしい量と子どもが食べたい量に違いがあることを理解して、初めにたくさん盛り付けずにお皿が「ピッカリン(完食)」になる喜びを感じられるように配慮していくといいかもしれません。

お友だちをたたいてしまった…叱るべき?

子どもは「今」を生きていますから叩いてしまったその時に「たたいたらいけない」という事を伝えています。

大きな声で圧力を感じるような言い方は恐怖心しか残りません。近くでゆっくり簡単な言葉で伝えます。

「お友だちはどう思う?」はなかなか難しくて分かりません。そして必ずその行動には原因がありますから、例え理不尽な理由だったとしてもしっかり聞きます。それがその子の想い…受け止めて子どもの気持ちを代弁します。

悔しいやら悲しいやら複雑な思いになっていることでしょう。そんな時は抱きしめて思いを酌みましょう。

何より大切なことは「行動を否定しても人格は否定しない」という事です!
最後に「どうしたらよかったか」を教えてあげてください。この積み重ねで「思いを伝える術」を学んでいきます。

たくさんのおもちゃを手にしているのにお友だちに貸したくない!どうして!?

答えは簡単☆「全部 使いたいから」
優しくないなぁ…なんて親なら思ってしまって当然!でも、子どもは大人の想像以上に邪念がありません。そんな時は「今、使ってるんだ!」と伝えればいい。言葉で伝えるのが難しければ大人が代弁します。

「あとでね」「もう少ししたら貸してあげるね」あいまいな言葉は禁物!
代わりに「これはどう?」と提案したり、保育者がまた別のもので楽しそうに遊んでみたりすると「貸したくない!」と思っていた子どもも「先生のを使いたいから貸してあげる!」なんてこともあります。

どの立場の子どもも納得して行動できるような援助・言葉がけを心がけていると、成長とともに「大人のマネッコ」をして子どもたち同士で解決できるようになっていきます。

なかなか眠れない子ども…何か方法は??

興奮してしまっては眠れない。しかし意外に効果があるのが「子どもの好きなことや物の話をする」という事。

楽しくなってしまって逆効果?と思いきや2歳後半くらいになれば「おめめをつむっている間はお話を聞けるよ~」なんていうのも理解できますし、何より小さな声で話したり歌ったりしていると「聞きたい気持ち」が勝り自然と静かになります。

身の回りのことをやろうとしない

「やらせよう」とするとやってはくれません。だって楽しくないから!子どもはとにかく素直です。

大切なのは…やってみたくなる声掛けや集中できる環境。

「ママ上手でしょ~?」「ママは難しいんだよなぁ…」とできないふりも効果ありです。「〇〇ちゃんはできるよ~!」と得意げになったりもします。

興味が向きづらい場合は、TVを消しておもちゃも片づけて気が散らないようにするといいかもしれません。園ではお友だちの存在がすでに刺激的ですから、壁を向いて行ったりもします。できた時には大げさに褒めましょう。

嬉しい・楽しい経験は必ず次の意欲につながります!!

そのままで大丈夫!保育園ではできるのに家ではやらない子

保育園の先生から「とてもしっかりしていますね!」「頑張り屋さんですよ!」んんてお褒めの言葉をもらっても、「うちの子が?」「こんなに甘えん坊なのに…?」と、その姿を想像できない保護者の方、たくさんいます。できるなら家でもやってくれたらいいのにと思いますよね。でも、子どもは子どもなりに心のバランスを保っているのです。

「できない!」「パパがやって!」「ママじゃなきゃやだ!」と甘えてきたら、思う存分甘えさせてあげてください。甘えたいときに甘えられた子どもの方が結果的に「自立」が早いです。

そして、受け入れてもらえた経験は誰かを受け入れることの土台となり、優しい子どもに育っていきます。

まとめ

育児における困る場面は、子どもが大人の思うような行動をしなかった時が大半です。ですから、求めすぎたり期待しすぎたりしなければ、それは育児の困ったことにはならないのです。とはいえ、親も人間ですからそんなにうまくはいきません。できない日があってもいい…と心に留めておくだけでも感じるストレスは減りますよ。

ここに書いた対処法はどの子にも通用するというわけではありません。これをヒントに、我が子に合う方法を見つけて下さいね!

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