寝不足は人格を狂わす…それほど人間にとって大切な睡眠ですが、世界一寝ていないと言われているのが日本人の30,40代女性です。仕事に家事、育児とフル稼働で心も体も使っていますから納得してしまいます…。
「息しているかな?」「寒くないかな?」と子どもの事を気にかけることができるのは母性があるからです。母性があるから命を守ることができる。とはいえ、人間ですから寝不足は辛い!今すぐ解消したい!そう思うでしょう。
更には、原因不明の夜泣き。ただでさえ熟睡できないのに…大問題ですよね。
そこで、今すぐできる子どもの夜泣き対策を紹介します。夜泣きが減れば寝不足が軽減されます。解決には時間がかかるかもしれませんが、試す価値ありです。
夜泣きの原因って何?
乳児のうちはお腹がすいた、オムツが汚れたなど生理的な不快感を感じた時に泣いて知らせてくれます。授乳をしたりオムツ替えをする事で再入眠できることがほとんどでしょう。しかしその感覚が2~3時間おきですから、なかなか熟睡はできずに寝不足になってしまいます。
成長とともに夜泣きの原因は変化してきます。嬉しかったことも悲しかったことも子どもにとっては全てが刺激的ですから、1つ1つをを脳内で情報整理することはとても大変な作業なのです。記憶として定着させようとしますがスムーズにはいかないため目が覚めてしまうのです。
刺激を遮断してぐっすり眠れる手助けを!
子どもの中には人一倍繊細な子がいます。起きている間だけでなく寝ている間も実は刺激がいっぱい。具体的な対策が、夜泣きを減らしママやパパの睡眠問題を解決してくれるかも!?しれません。
わずかな光が刺激になる
ドアの隙間から入る光で目覚めてしまう子どもがいます。遮光性の高いカーテンにしたり、遮光テープを使用し隙間を埋めるなどしてみましょう。
逆に真っ暗が怖い子どももいますから、我が子には何が効果的かを試しながら見つけていってください。
「適温」は子どもに合わせる
子どもにとっての適温が必ずしも親と一緒だとは限りません。掛け布団が嫌いな子どもの場合は室温は少し高めにしてお腹にだけバスタオルをかけてあげましょう。
寝汗をよくかく暑がりの子どもの場合は室温は低くし、掛け布団をかけるなどして体が冷えすぎないようにしてあげましょう。
暑い寒いは肌で感じる直接的な刺激ですから、子どもにとっての適温を知ることが大切です。
鼻がムズムズ!温度差が刺激に
寝入るときは体が温まるから室温を低めに…
寝入ったら風邪をひかないように少し高くしてあげよう…
室内の温度調整。これも親の優しさと思いがちですが、実はNGなんです。
温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで鼻がムズムズしたり詰まってしまったりします。鼻が詰まれば息苦しいですから、とても不快です。室内の温度は一定に保つことが大切です。
痒みとおさらば!綿100%
肌からの刺激「痒み」は大敵です。肌にやさしい素材は断然「綿100%」だと言われています。綿は繊維の先端が丸くなっているため肌を刺激しません。そのため肌触りがよく敏感肌の人にもおすすめです。
感覚的には気づかないほどの刺激ではありますが、肌は悲鳴を上げています。肌着と寝具を綿100%に変えるには多少の費用はかかってしまいますが、寝ている間にもポリポリかいてしまう場合、肌が弱い場合には変えた方がよいでしょう。
食事で作る!生活リズム
生活リズムを整えればいいのよ!早寝早起きをしてみたら?と夜泣きの相談をすると必ずと言っていいほどこの解答。夜泣きで悩んでいる人は、そんな事とっくに試しているんです。それができないから困っているんです。
小さなうちは脳の機能がまだまだ不十分なために睡眠と覚醒を調整するのが難しいのです。ではどうしたらいいのか…
睡眠ではなく「食事の時間」を決めてみて下さい。これはお出かけなどのイレギュラーがない限り時間を守ることは可能だと思います。外枠を整えることで睡眠時間が大幅にズレることを防ぐのです。
睡眠を気にしすぎるのもまたストレスになりますから、できることから始めてみましょう。
まとめ
寝不足は人格を狂わす…
子育てはただでさえ自分のペースではできません。思い通りにいかない事でストレスは積み重なっていきます。そこに寝不足が加わっては、怒りの沸点は下がる一方。子どもに怒ってしまった後に自己嫌悪に陥り、寝顔を見てな涙を流す毎日から脱却するために、今できることをしていきましょう。
夜泣きを減らすために刺激を減らす。これが第一歩です。
すぐに解決は難しくても、今日から始めれば1週間もすれば変化はあるかも…。子育てにおいて「一生このまま」ということはありません。子どもの様子は日々変化していきますから、最善を探ることを楽しめると最強です!
一日でも早く、気持ちのいい朝が訪れますように…!