泣き虫で心配… 子育ての悩みがママやパパのの自信に変わる!

すぐ泣く我が子に「また泣いているの!?」「こんなに弱くて大丈夫?」とイライラしたり心配になったりしますよね。それが集団の場であれば「うちの子だけ泣いて恥ずかしい…」なんて気持ちになったりもします。でも実は、子どもの「泣き」には人格形成においてとっても大切な理由があるのです。

目次

心が弱いから泣いているわけではありません

子どもは「助けてくれる人がいるから泣く」のです。

人間が生まれて初めてすることは「泣く」ということ。
「ここにいるよ!生きているよ!」と訴えかけているように感じますよね。
赤ちゃんが泣いたらまず、抱っこをするでしょう。そして、お腹がすいたかな?眠いかな?オムツが汚れていないかな?と一生懸命に理由を探ります。

こうして、泣いたことで受け止めてくれる人がいるということを、生まれてからすぐ自然と学びはじめるのです。

マイナスな意味合いで使われる「泣き虫」という言葉。

子どもは泣き虫でいいのです。助けて欲しくて泣く、感情が高ぶって泣く、言葉や表現が未熟な子どもがよく泣くのはとっても自然なことです。ありのままでいられるのは受け止めてくれる人がいるから。つまり、周りには心を寄せてくれる大人がたくさんいるから、泣き虫でいられるのです。

「いつまで泣いてるの!」「我慢しなさい!」
そんな言葉よりもっと素敵な言葉があります。難しく考えなくても大丈夫。
「泣いていいよ。」「嫌だったんだね。」「悔しかったね。」と子どもの心の、声にならない声をことばにしてあげてください。気持ちを汲んでもらいながら泣けるということが、人を信頼することに繋がっていきます。人に対して安心感を持てるようになると感情表現が豊かになります。成長とともに、泣かなくても気持ちを言葉にして伝えられるようになっていきます。
泣きたいときに泣けることが、心の安定には欠かせないのです。

泣くことで満たされる子どもの心

子どもの姿が変わる言葉のチョイス

保育園に預ける朝、子どもが泣いているとします。
多くの保護者は「保育園に行きたくないの?」「何か嫌なことがあったの?」とどうにも気持ちが前向きにはならない聞き方をしがちです。もちろん、何か深刻な原因があるかもしれませんので保育園の先生に園での様子を聞いてみることが大切でしょう。しかし、お迎えに行くと元気に遊んでる…そんな時にはぜひ、送り出すときの言葉がけを変えてみてください。

「ママと一緒にいたかったんだね!お仕事が終わったら迎えに来るよ!」

無理に泣き止ませようとすると逆効果です。気持ちを受け止めて安心できるような言葉を選ぶ。それだけで変化は出てきます。

思いやる心の成長を阻害する「親の決めつけ」

子どもが転んで泣いてしまったら何と声を掛けますか?
「大丈夫!痛くないよね!」その言葉には「泣かないでほしい気持ち」が表れていると思います。そもそも転んだのは子ども自身。痛いか痛くないかを決めるのは親ではなく子どもなのです。

ではこれを続けるとどうなるのか…泣いても助けてもらえない。転んだ自分が悪いんだと思うのが自然でしょう。すると、泣いているお友達を見て「痛くないから泣かないよ!」という子に育ちます。そんな我が子を見て親は「もっと優しくしなさい!」なんて…これほどの矛盾があるでしょうか。

経験から学ぶ!子どもの力を信じてみる

子どもは経験したことしかできるようにはなりません。人にやさしい子に育てたいならまずは親が子にやさしく接する。時間はかかります。いつしか、受け止めてもらえた経験は誰かを受け止める力になります。信じて待つことも子育てには必要不可欠です。

泣いている理由を探ることだけに必死になると子どもは本当の気持ちを話さなくななる事もあります。理由がわからないときにはただただ抱っこをしてあげてくださいね。これも十分、受け止めていることになりますよ。人のぬくもりは肌を通して心に届きます。話したいと思ったときに話してくれるでしょう。

「助けてくれる人がいるから泣く」
子どもが子どもらしく生きていくために
大丈夫、あなたは一人じゃないよと何度も何度も伝えてあげたいですね。

まとめ

「泣き虫」は親が丁寧に寄り添っているからこその愛おしい姿です。ありのままの自分を受け止めてくれる安心感があるからこそ泣くことができる。そんな風に育てることができている親である自分を、大いに認めて褒めてくださいね。「泣き虫」という悩みを自信に変えて、子どもの溢れる感情を優しく包み込んであげることができたら、笑顔あふれる毎日になるはずです!

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