コロナが5類に!保育士のマスク着用いつまで?子どもに与える影響と保育士の本音

新型コロナ感染症の感染拡大により業務の負担が増えただけではなく大きな精神的ストレスを感じながら仕事を続けた保育士が数多くいます。なぜなら自分自身の感染により保育園を休園にするというリスクを背負わなければならなかったから…。そんな中、感染症法上の位置づけが5類へと移行するにあたり幼稚園や小学校では、マスク着用は個人の判断に任せるとするところが増えています。しかしながら「マスクを外すことが怖い」と言う保育士が多いのはなぜなのか…。現場の声を言葉にしながら子どもに与える影響も考えていきたいと思います。

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コロナ禍における保育士の精神的ストレス

普段の業務に加えてコロナ対策のための消毒作業、環境設定、子どもたちの手指の消毒マスク着用と「しなければならないこと」「管理しなければならない事」が増えました。ただでさえ人出不足と言われている保育の現場で「誰がいつやるのか」は大きな課題となりました。休憩時間の確保は難しくサービス残業は当たり前…更には職員の感染により保育園を休園せざるを得なくなってしまったときにはクレーム対応に追われるという精神的にしんどい状況が続きました。誰もが感染するリスクがあり、だれのせいでもないのにも関わらず「保育園を休園」にしてしまう可能性があるという事がプレッシャーとなりストレスとなっていきました。

これが現実!安心安全を確保できないままの保育

様々な対策がなされる中きた通達は「保育士の数が確保されなくても保育園は原則開園をすること」でした。それはつまり、配置基準を満たさないまま開園するという事。ただでさえ日本の配置基準は子ども一人当たりに必要とされる保育士の数が少なく設定されているのに可能なのか?たとえ不可能だとしてもやるしかない状況に、保育士は安心安全の確保、つまり子どもの命を守るために神経をすり減らしながら保育をしていました。子どもの行動は時に予測ができません。保育のプロでもです。ですから怪我や事故につながることがないよう見守らなければなりません。保育の質を高めるよう言われても「安全第一」命あってこそですから決して質が高い状況ではないことが安易に想像できます。

現場の保育士が感じる!マスク着用があたえる子どもへの影響

マスクの着用が当たり前になってくると「子どもの言葉の発達」が問題視されるようになってきました。なぜなら、口元が見えない事で表情が分かりづらく、言葉の発達には欠かせない口の動きが見えないがために子どもが大人の話す様子を「マネっこ」できないから。コロナ禍になり言葉の発達に遅れを感じるという保育士も多いのではないでしょうか。ですが、何の問題もなく成長していく子どももいます。マスクの着用だけが原因ではないはずです。「お家でパパやママはマスクをしていますか?」と聞いてみるとほとんどのご家庭が「していません」と回答。発達に差が出るのは本来「視覚優位」な子どもたちの中でも情報の受け取り方や理解の仕方などに個人差があるから。マスクだけが原因ではないけれどマスクが要因となるケースが少なからずあるということは事実です。マスクを取って話をすると表情の変化が分かりやすく、口に動きがあるので注目がしやすい。目で見たものを真似しようとする子どもの自然な姿が成長に繋がっていくため、マスクをしないでも関わることができる親とのコミュニケーションがより大切なことになっているのです。保育園に通えば刺激を受けて言葉の発達も促されるかな?と期待している保護者は多くいますが、家庭での関りこそが成長の土台となる事は間違いないでしょう。

保育士の本音VS保護者の気持ち

いつしか保育者と保護者がまるで敵のような関係になってきてしまいました。Twitter上でもお互いの意見をぶつけ合う内容のものを見かけるとなんだか悲しい気持ちになります。本来は、子どもの最善の利益を考えともにひとりの子どもを育てていいく関係でなくてはなりません。ではなぜ、敵対心を抱いたり不満に感じたりするのでしょう。それは単純に「立場が違うから」

1つ例に挙げてみると「保育士の配置基準が満たされないままの開園」
保育士は安全の確保が難しいために登園自粛のお願いをする
それも在宅ワークで家にいるなら家庭保育が可能ではないか?という考えになりがちです。
保護者は子どもが家にいては仕事にならないために保育園に預けたい
すると…。
リモート会議など人とやり取りをしなくてはならない場合「在宅」とはいえ子どもはほったらかしに。もちろん「ママー!」「パパー!」と呼ばれることも多く仕事どころではないのが現実です。

両者に心の余裕がなくなってくると「理解をしてくれない相手」となりまるで「敵」のようになってしまうという負の連鎖に…。立場が変われば理解できる気持ちも、お互いに「仕事」をしなくてはなりませんから難しいのでしょう。一番大切なことは何か…それを見失わないように、できる人ができることをやる「思いやり」
子どもの安心安全のために今できることをお互いに考えられれば少しだけ心に余裕が持てるはずです。

まとめ

保育士は自分が感染することで保育園を休園に追い込む、感染が広まれば配置基準を満たせなくなり子どもたちの安全を確保できなくなるというプレッシャーを感じながら仕事をしてきました。自由に出かける家庭もいる中、自粛に努め最大限の努力をしてきた保育士もいます。それでも、感染すればクレームがくることも…。真面目に行動してきた人ほど精神的に追い詰められている現状、マスクを外すことが怖いと感じるのも無理はないでしょう。

「子どものために!」という思いが強くてもあまりにもリスクが大きい。感染したくてする人はいない、個人を責めたりしないという当たり前のことをすべての人が守れることを願うばかりです。子どもたちに「人にやさしく」と伝えていかなければならない大人が、まずは見本になっていくべきでしょう。

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